IEYAでも部屋探しのお客様からよく『ユニットバスはNGでお願いします』と要望をいただくのですが、必ずしもユニットバスが全てバストイレ一緒という訳ではないんです!
今回は賃貸マンションに多いバスルームの種類をいくつかご紹介していくので、それぞれのバスルームの違いを正しく知り部屋探しの参考にしていただければと思います!
ユニットバスとは
ユニットバスとはバスタブからシャワー、壁・床・天井まで、浴室のすべてのパーツを既定のサイズで作られた商品のことをいいます。1216サイズや1620サイズなど様々なサイズがあり、お部屋の浴室のサイズに合ったものをはめ込むだけなので、比較的簡単に工事が可能。
現在日本の住宅で最もポピュラーなお風呂となっていて、IEYAが管理している賃貸物件もほとんどがユニットバスです。
一方バスタブや壁床、シャワーをそれぞれの浴室に合わせて一つずつオーダーメイドで作られた浴室を『在来浴室』といいます。
梁・柱の都合でユニットバスが入らない家や、一からこだわって浴室を作りたい場合に向いています。最近リノベーションしたIEYAの管理物件にも在来浴室を採用している物件があります。↓
日本の住宅やマンションはユニットバスが多い!
ユニットバスが日本に普及したのは高度経済成長期の1960年代。
ユニットバスは既定のサイズをあらかじめ工場で生産したあと現地ではめ込むだけなので、短時間で大量生産が可能です。ユニットバスは東京オリンピックに向けたホテルやマンションの建設ラッシュだったこの時期に一気に広まっていったそうです。
それまではタイル張りの床壁に様々な形の浴槽があったりしました。トトロに登場するお風呂もまさにそれですよね!現在でも昔ながらの戸建て等でよく見られます。
※イメージ
一方ユニットバスは追い炊き機能・浴室乾燥機に加えTVが設置出来たりと、時代とともにさまざまな便利機能が登場してきました。在来浴室よりも比較的安価でリフォームが出来たり、メンテナンスが楽な点もユニットバスのメリットといえます。
バストイレ一緒のお風呂はなんていうの?
それでは『ユニットバス』だと想像してしまっていた、バストイレ一緒のお風呂をなんと言うのでしょうか?
バストイレ一緒のお風呂の正式名称は、3点ユニットバスといいます。
浴槽・洗面台・トイレの3点がついたバスルームという意味です。本来の3点ユニットバスの3点が消えて、『ユニットバス』がバストイレ一緒のものという認識が広がってしまっているようです。
3点ユニットバスは手軽な賃料の物件が多く、掃除も楽な点がメリットといえます。
浴槽・洗面台の2点がついたバスルームを2点ユニットバスといいます。こちらはバストイレ別です。
2点ユニットバスは主に独立洗面台が無い部屋についていて、三軒茶屋エリアでは7~10万円台の賃貸物件に非常に多いです。はじめての一人暮らしや単身の方が多く住む賃料帯ですので、2点ユニットバスの部屋に住んだことがある方も多いのではないでしょうか。
2点ユニットバスでもメリットとコツを知れば快適に暮らせるので、コスパ的にもおすすめですよ!
まとめ
様々な種類がある賃貸物件のお風呂。それぞれに特徴やメリットがあるので、自分にあったバスルームのある部屋を見つけて快適な新生活をお送りください。